『おやつからおつまみまで。幅広い世代に愛されるチョコレート』
私が人生の中で最も長く付き合っている菓子と言えば、チョコレートです。物心ついた時には既にチョコレートの虜になっていたほど長いお付き合いで、チョコレートの最も古い記憶に、2歳のクリスマスプレゼントに、サンタさんにチョコレートをお願いしたというものがあります。そんな幼な子に好かれるお菓子の王様の顔を持つ一方で、バーにもよく似合う大人のお菓子。
20代、私はスコッチウィスキーにハマりましたが、その時のおつまみはもっぱらチョコレートでした。バーのおつまみのメニューにキスチョコがあるほどだから合わないわけがないのですが、友人とパーラーにチョコレートパフェを食べに行き、ウィスキーを飲みながら食べた時、ソフトクリームがウィスキーに溶け、甘くもちょっぴりほろ苦いチョコレートアイスクリームが後味として口の中に残る感じが二た口目のウィスキーを甘く包み込み、チョコレートを大人のお菓子と認識した最初の体験でした。
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その後、ワインに目覚めた私は、家で赤ワインを飲みながらビターチョコレートを食べては、どうしてこんなにも合うのだろうと唸ってしまいました。中でも、レーズン入りのチョコレートは、ワインの原料である葡萄つながりであるせいか、とてもいい相性だと思いますが、ワインとの相性には互いに豊富なポリフェノールが関係しているのではないか?
大人になった今は、チョコレートはもはや“お菓子”ではなく、“おつまみ”としての地位を確立しているのであります。